外壁の塗り替えは10年に1回が目安です。

「費用がかかるから」「まだキレイだから」メンテナンスしなくていい…と考えていると危険!

見た目が悪くなるだけでなく、家の内部が腐食するかもしれません。

そこで今回は外壁塗装メンテナンスの必要性について紹介します。

合わせて、メンテナンス回数を減らすためにどうすればよいかも説明するので、最後まで読んでみてください。

外壁のメンテナンスをしないとどうなる?

外壁塗装は家を守るための大切な作業です。

メンテナンスをせずにいると、このようなトラブルが起こる可能性があります。

  • トラブル1.見た目が悪くなる
  • トラブル2.コケが生えてくる
  • トラブル3.雨漏りが発生する
  • トラブル4.シロアリが侵入する
  • トラブル5.メンテナンス費用が高くなる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

トラブル1.見た目が悪くなる

お家の外観はメンテナンスしなければどんどん悪くなってしまいます。

外壁は紫外線・ホコリ・雨水などを毎日受け続けているので、どうしても汚れてしまうもの。

地域によっては潮風や雪にも見舞われるでしょう。

そのまま放置していれば、「あそこの家、手入れしていない」「汚いわねぇ」「景観を損なうわ」と言われるかもしれません。

建物の見栄えが悪いだけで、近所から陰口を叩かれるのです。

例え家の中がキレイでも、あなたの人格が素晴らしくても、外側だけでマイナス評価。

ご近所さんの印象を下げたくないなら定期的な塗り替えが欠かせません。

トラブル2.コケが生えてくる

外壁に緑色の汚れがありませんか?

もしかしたらそれはコケかもしれません。

外壁塗装をしてから6年程度経つと塗料の防水性が落ちます。

防水性が低下すると外壁に水がたまりやすく、その水分を吸ってコケが成長するのです。

そしてコケは常に水分を保ち、建材を湿らせます。

コケ以外にもカビ・藻も発生しやすくなり、さらに状況は悪化。

ゆっくりと水が染み込み、最終的には建材自体が反ってきます。

トラブル3.雨漏りが発生する

外壁のメンテナンスをしないと耐久性が下がります。

塗料が劣化して剥がれ・ヒビ割れが起こると、その隙間から雨水が入り込んできます。

そして雨漏りが発生することに…。

カビや凍害が発生したりします。

雨漏りは屋根に原因があると思いがち。

実は屋根は雨漏りを考慮して作られているので、原因ではないことが多いのです。

外壁から雨水が侵入すると、構造材・鉄筋や木材もサビたり腐食したりします。

天井や壁紙にシミができている場合すでにダメージが大きいことが考えられます。

できる限り早く業者に調査を依頼し、メンテナンスを行いましょう。

トラブル4.シロアリが侵入する

5月〜7月ころ、羽の生えた小さな虫を家のまわりで見ていませんか?

ひょっとしたらそれはシロアリかも。

腐食してしまった建材はシロアリのエサです。

シロアリは木材を食い散らかすので、柱・床などをカンタンにボロボロにしてしまいます。

気になる方は柱や床をこぶしでたたいて音を聞いてみてください。

コンコンと軽いような音が出ている場合は、シロアリが食べてスカスカになった可能性が考えられます。

他にも、床が浮いたように感じたりするなら要注意。

外壁が劣化した場所からシロアリが侵入しているかもしれません。

家の壁に住み着いてしまったシロアリを駆除するのは自力では難しいので、駆除業者に頼まなければいけません。

加えて、食い荒らされた木材を交換する必要があるでしょう。

トラブル5.メンテナンス費用が高くなる

外壁塗装の効果は経年劣化により少しずつ落ちてしまうので、ある程度の期間で塗り直しましょう。

「高額な費用がかかるから…」「今はまだキレイだからいいでしょう」と思っていませんか?

外壁のメンテナンスを怠るとコケ・雨漏りが発生し、内部の腐食を引き起こします。

建物自体の強度が弱まってしまうと、塗替えではなく張替えや建て替えが必要になることも…!

例えば外壁塗装は80万円前後で済みますが、張り替えとなると200万円以上かかるケースもあります。

結果的に修繕しなければいけない場所が増えてメンテナンス費用が高くなってしまうのです。

外壁メンテナンスのタイミング

建物の外壁は毎日ダメージを受けるため、塗料の機能はどうしても下がってしまいます。

外壁塗装のタイミングは10年が目安。

塗料の耐久年数が約10年なのですが、環境によってはもっと前に劣化症状が出る場合もあります。

ここでは外壁メンテナンスの2つのタイミングを紹介します。

塗料の耐用年数

外壁塗装の塗料には耐用年数が設定されています。

  • アクリル塗料:4〜7年
  • ウレタン系塗料:6~10年
  • シリコン系塗料:8~15年
  • ラジカル塗料:14~16年
  • フッ素系塗料:15~20年
  • 無機塗料:15~20年

このように塗料の種類によって耐用年数は変わります。

また、耐用年数はあくまでも目安なので、建物の立地条件や環境によって劣化が早まる場合があります。

例えば西日がよくあたる壁は紫外線の影響で劣化が早くなります。

逆に日が当たらないジメジメした壁もコケ・カビが生えることで塗料の威力を発揮できません。

どのような塗料を使っているとしても、10年に一度は点検をおすすめします。

外壁の劣化症状

環境によっては耐用年数よりも早く劣化症状があらわれます。

例えば、このような症状が出てきたら要注意。

  • なんとなく色が褪せてきた気がする
  • 壁に触ると白っぽい粉がつく
  • 外壁にヒビ割れができた
  • 外壁塗装が剥がれてきた
  • 外壁塗装が欠けている場所がある
  • カビ・コケ・藻が生えている
  • 雨漏りするようになった

白い粉がつく「チョーキング(白亜化)現象」は塗料の防水効果が薄れてきている証拠。

劣化の初期症状ですが、塗り替えを検討しましょう。

ヒビ割れは雨漏りのリスクが高まり、家の内部の劣化につながります。

建材に水がたまってしまうと柱が腐り、最悪の場合家が傾くことも…!

ここまで放置すると壁の塗替えでは終わらず、張替えや建て替えが必要になるでしょう。

ささいなことでも異常を感じたら、専門家に診断をお願いしましょう。

外壁メンテナンスの頻度を下げるには

「外壁のメンテナンスが重要なのは分かったけど、できればやりたくない…」

その気持ち、よく分かります!

そこで外壁メンテナンスの頻度を下げる3つのコツを紹介します。

  • コツ1.定期的に掃除する
  • コツ2.耐用年数の長い塗料を選ぶ
  • コツ3.メンテナンスが少なく済む外壁を選ぶ

手間やコストを減らすためにできることはなにか、確認してみてくださいね。

コツ1.定期的に掃除する

外壁のメンテナンスは自分でもできます。

年1〜2回のペースで掃除をしておくと、汚れが蓄積されにくくなります。

基本的には、ホースで水をかけて、スポンジやブラシでやさしくこするだけ。

カビにはカビ取り剤や壁用の洗浄剤を使います。

植え込みが近い場所では湿気がこもりやすくカビや藻が生えやすいので、合わせて植え込みもメンテしましょう。

ものを置かないようにすることも、風通しが良くなるのでおすすめです!

スポンジで落とせないような汚れがあるなら高圧洗浄機を使ってもいいでしょう。

高圧洗浄機とは、水圧を利用して汚れを落とす機械です。

家庭用の商品はホームセンターや通販サイトで購入できます。

手で届かないような高い場所や車の洗浄にも使えるため、ひとつ持っておくと便利です。

「自分でやるのは面倒」「塗装を剥がしてしまいそうで不安」と思うなら業者に頼むのもアリ。

壁の清掃をプロに任せることで、こびりついたコケや藻もしっかり取り除いてくれるでしょう。

コツ2.耐用年数の長い塗料を選ぶ

高性能な塗料で塗り替えれば、耐用年数が長くなります。

通常10年程度ですが、「ラジカル塗料」や「フッ素系塗料」なら15年以上、「無機塗料」なら20年持つこともあります。

「フッ素系塗料」はフッ素樹脂が含まれている塗料で、耐候性・耐熱性に優れています。

雨と一緒に汚れを落とす特徴があり、カビ・藻の発生も防ぐため、人気が高まっている塗料です。

ただし塗料の中でもハイグレードなので、1㎡あたり4,000~4,800円程度、一般的なお家なら100万円以上かかります。

お値段は張りますが、外壁の耐久性を高めるためメンテナンスが少なくて済みます。

トータルで考えると費用は抑えられるので、検討してみてください。

コツ3.メンテナンスが少なく済む外壁を選ぶ

完全なメンテナンスフリーの外壁は存在しません。

しかし一般的な素材と比べてメンテナンス回数を少なくできる外壁はあります。

以下のような外壁に切り替えてみませんか?

  • タイル:雨風や強い日差しによる劣化が少ない。
  • 金属系サイディング:ヒビ割れや凍結がない。いわゆる”ガルバリウム”。
  • 窯業系サイディング:地震や火事に強い。コスパ優秀、人気が高い。

どんなに優れた素材でも劣化はまぬがれません。

見た感じでは問題がなくても、3〜5年に1回は専門家に点検してもらいましょう。

傷や劣化が小さいうちに対処すれば外壁の寿命は伸ばせます。

メンテナンスが少なく済む外壁にリフォームしたとしても、点検は忘れずに。

まとめ

今回は外壁塗装メンテナンスの必要性について紹介しました。

定期的にメンテナンスしないと、このようなトラブルが起こります。

  • トラブル1.見た目が悪くなる
  • トラブル2.コケが生えてくる
  • トラブル3.雨漏りが発生する
  • トラブル4.シロアリが侵入する
  • トラブル5.メンテナンス費用が高くなる

外壁メンテナンスのタイミングは10年に1回が目安ですが、環境によってはもっと短い間隔で行ったほうが良いです。

例えば壁に白い粉がつく「チョーキング(白亜化)現象」は劣化症状のひとつ。

内部にも影響があるかもしれないので、専門家に検査してもらうのがおすすめです。

また、将来のメンテナンスの手間を省きたいなら、「こまめに清掃」「耐用年数の長い塗料を選ぶ」「外壁を選ぶ」といった方法があります。

大切なお家を長持ちさせるためにはメンテナンスが必要だ、ということが伝われば幸いです。