屋根にもさまざまな材料が使われていますが、屋根と塗装、というとあまり印象のない方が大半ではないでしょうか。

しかし、屋根と一口に言っても例えばスレート屋根は塗装のメンテナンスを必要とする屋根です。
その理由や注意点などを見ていきましょう。

□スレート屋根は塗装のメンテナンスが必要です!

なぜ屋根に塗装が必要か、答えられる方は多くないでしょう。
その理由について、いくつかの観点から見ていきます。

*スレート屋根の主成分

スレート屋根の成分は85パーセントのセメントと15パーセントの石綿です。
スレート屋根は工場で作られるときに初期塗装も行いますが、スレート屋根自体に防水性はありません。
そのため、塗装がなくなると防水性がなくなり劣化症状も出ると言えるでしょう。

*スレート屋根の構造

スレート屋根は屋根の上に野地板、防水シートを乗せ、その上からスレート屋根を置いています。
注意点はスレート屋根を固定している釘は野地板まで貫通していること。
いずれ雨漏りする可能性もあります。

□スレート屋根の塗装で注意すべきことは?注意点を紹介!

1.プロに依頼する

やはり高所での作業は危険が伴います。
また、塗料は混ぜる分量や塗ったあと乾燥させる時間も決まっており、多くの知識が必要になります。
屋根がだめになっては元も子もないため、プロに依頼するようにしましょう。

2.足場をきちんと作って作業する

塗装工事において決して少なくない金額である足場費用を削減したい方も少なくないでしょう。
しかし、足場がないとどれだけ腕の良い職人でも危険が大きく丁寧な作業も難しくなります。

3.縁切りを忘れない

塗装でくっつく屋根と屋根の縁を切る作業を縁切りと呼びます。
これを忘れると塗料で屋根の縁がくっつくため、水はけが悪くなってしまいます。

4.棟板金をよく固定する

棟板金は屋根のてっぺんにある板金のことで、屋根を押さえる目的で設置されます。

これは横から釘で固定されているため、経年劣化により固定が緩みます。
防ぐためには釘を打ち込んだ上からコーキングで蓋をし、よりしっかり固定することが有効です。

5.劣化が進みすぎたら工事する

スレート屋根の劣化が進みすぎた場合、重ね葺き工事や葺替え工事を行いましょう。
費用は上がってしまいますが、劣化が進むと工事が必要になります。
無理に塗装で抑えようとしても二度手間になるリスクを思えば、確実に改善の見込める工事も良い選択肢でしょう。

□まとめ

スレート屋根には多くの注意点があるため一見使いにくく思えますが、きちんと知識を得て使えば良いところも多くある素材です。
福岡市を中心に春日市・大野城市・筑紫野市・太宰府市などで当社もお待ちしていますので、ぜひご相談ください。