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屋根塗装の乾燥時間は何時間くらいなのだろう。屋根や外壁塗装の全体の工事期間も気になる。
このように悩んでいませんか?
屋根塗装や外壁塗装に使用される塗料はメーカーにより決められた乾燥時間があり、塗料の性質や種類によっても乾燥時間に違いがあります。決められた乾燥時間を守らないと、塗料の早期剥離を引き起こす場合がありますので注意が必要です。
そこで今回は屋根塗装・外壁塗装などの塗料の乾燥時間についてお話しします。また、塗料による乾燥時間の違いについても解説しますので、どうぞ最後までお読みください。
屋根塗装の乾燥時間の決まり方と種類
屋根や外壁に使用される塗料には水性、油性の二種類があり、それぞれの乾燥時間も異なります。水性塗料は希釈剤が水であるため状況によっては油性塗料よりも乾燥に時間が必要になる場合があります。
【季節や天気による乾燥時間の目安】(水性塗料)
乾燥時間 | 季節 | 天気 |
短い | 夏 | 晴天 |
普通 | 春・秋 | 曇り |
長い | 冬 | 雨 |
屋根塗装工事を計画する際、水性塗料は梅雨時や雨天が続く日は乾燥までの日数が長くなりやすいことから、余裕を持った工程日数を準備しておくことが大切です。
屋根塗装の乾燥時間は季節や天気により変動することもあるということも覚えておきましょう。
また、乾燥時間には段階による呼称があり、それにより次工程進行を判断します。
【乾燥段階による呼称】
- 指触乾燥 :指腹で塗料が付着しないか→この段階での重ね塗りは不可
- 半硬化乾燥 :塗装面を軽く擦っても、塗料が付着しないか→重ね塗り可
- 硬化乾燥 :指腹で塗装面を強く圧迫しても、塗膜に指紋がつかないか
- 完全乾燥 :塗装面が表面だけでなく内部も完全に乾燥した状態
優良リフォーム会社や塗装業者は上記の乾燥テストを必ず行います。外壁塗装工事中に施工店が乾燥テストを行っているかどうか、確認しておくとよいですよ。
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塗料種類による乾燥時間の違い
屋根塗装や外壁に使用する塗料はアクリル系から無機質塗料まで多種存在し、塗料の種類によっても乾燥時間に違いがあります。
<塗料の種類による屋根塗装乾燥時間>(水性塗料)気温23℃、重ね塗り想定
アクリル系塗料:4時間以上
シリコン系塗料:3時間以上
フッ素系塗料 :3時間以上
無機質系塗料 :4時間以上
※参考:日本ペイント製品情報|建築用塗料
各、塗料は気温により乾燥時間が変わりますが、概ね5~10℃では8時間以上、30℃では2時間以上が目安になります。
水性塗料と油性塗料乾燥時間
屋根塗装では耐久性や状況、好みに合わせ水性塗料、油性塗料のどちらかを選択できます。水性塗料、油性塗料それぞれ乾燥時間に合わせ塗装工事のスケジュールを計画することが大切です。
【水性塗料と油性塗料乾燥時間の比較】
水性塗料 | 油性塗料 | |
乾燥時間 | 3~4時間程度 | 6時間~ |
水性塗料は油性塗料より乾燥時間が短くなりますが、気温、湿度によって大きく変わりますので、注意が必要です。
塗装乾燥時間を守る大切さ
屋根塗装には決められた乾燥時間があり、規定を遵守することで塗料の性能を引き出すことが可能になります。しかし、塗料の乾燥時間を守らないリフォーム会社や塗装業者も存在していることも否定できません。屋根塗装は外壁塗装より環境が過酷なため、塗装乾燥時間を守らないと早期剥離を起こす可能性があり、再塗装が必要になることも考えられます。
【塗装乾燥時間を守らないと起こりえること】
- 乾燥テストで指腹に塗料が付着→部分的補修が必要
- 塗ムラが発生する→塗り直しが必要
- 白濁した仕上がり→美観の状態により塗り直しが必要
塗装乾燥時間を守ることは大切ですが、それ以前に塗料がしっかり乾燥できる状況を把握しておくことも重要です。塗装は気温5℃未満、湿度85%以上での塗布は塗装に不具合が出る可能性が高く、塗料が乾燥しても仕上げに影響が出てしまうこともあるので注意が必要と言えるでしょう。
屋根塗装乾燥時間を把握し塗装工事を計画しよう
屋根塗装乾燥時間は塗料の種類により、違いがありますが外壁面と比較すると乾燥時間は短くなる傾向があります。外壁塗装工事の工程としては屋根塗装工事が3~4日程度、外壁が7~10日ほどで、全行程日数は14日ほどです。※足場工事、養生も含みます。
しかし、使用塗料、天候、気温、湿度により塗料の乾燥時間が変わるため塗装工事前に、施工店に「塗料の種類」、「乾燥時間」、「工事日程」は必ず確認するようにしてください。
できれば、施工店に工程表を提出してもらい工事内容のチェックもしておくと更にベターです。例えば屋根塗装工事日数が極端に短い場合、屋根塗装の乾燥時間をしっかり取っていないことも考えられます。
屋根塗装乾燥時間、外壁塗装乾燥時間を把握しておけば、施工店が基準をしっかり守り塗装しているかどうかがわかります。塗装工事の費用は決して安くありませんので、後悔しない塗装工事を計画しましょう。