目次

外壁塗装は「必要ない」という思い違い 1

外壁塗装の必要性と理由 2

外壁塗装しないとどうなる? 2

外壁塗装が必要のない素材 3

外壁塗装の必要性と理由を知り大切な外壁を長持ちさせよう 3

外壁が汚れてきたけど、そろそろ塗装を考えた方がいいのかな。でも、雨漏りもしていないし外壁塗装は必要ないのでは?

このように考えたことはありませんか?

外壁は新築や前回塗装後10年前後で再塗装が必要と言われるのが一般的です。しかし、リフォーム会社によっては「まだ外壁塗装は必要ない」と、お客様に伝えることもあります。

しかしながら、外壁塗装は「塗装が必要な外壁」であれば、必ず必要な工事となります。外壁塗装によるメンテナンスを怠ると、後々、後悔することにもなりかねません。

そこで今回は「外壁塗装の必要性」についてお話しします。また、外壁塗装を怠るとどのようなことになるのかについても解説しますので、どうぞ最後までお読みください。

外壁塗装は「必要ない」という思い違い

リフォーム会社により外壁塗装が必要かどうかの判断が異なる場合があります。「まだ外壁塗装は必要ありません」とアドバイスを受けると、当分、外壁塗装の必要は無いと思い違いをし、長年放置してしまう方もいるでしょう。

外壁塗装が必要ないと判断されるのは「劣化が少ない・手入れ時期に至っていない」ことがほとんどです。しかし外壁材の種類によりますが「外壁塗装」は必ず必要なメンテナンスであることを認識しておくことはとても大切なことなのです。

外壁塗装の必要性と理由

リフォーム会社から「外壁塗装が必要です」とアドバイスされても、外壁はそれほど老朽化していないし、雨漏りもないので、これまで大丈夫だったから外壁塗装は必要ないのでは?と、思ってしまうかもしれません。

しかし、外壁塗装をおススメするには、ちゃんとした理由があります。

【外壁塗装が必要な理由】

  • 外壁塗膜が劣化し雨水を吸収しやすくなることで外壁材の老朽化を促進させる
  • 築10年を境に外壁材の割れ、剥がれなど老朽化が加速する
  • 外壁周りのシーリング材が8~10年で劣化する
  • 外壁材の経年劣化により雨漏りを引き起こす可能性が高くなる

外壁劣化による建物の影響は確実に進行していますが、見た目に症状が現れにくいこともあります。しかし、室内に雨漏りが発生した場合、外壁の劣化が建物全体に広がっている可能性も考えられます。人間の体と同様に定期的な検査を行い、劣化が建物全体に及ばないようなメンテナンスが大切なのです。

外壁塗装しないとどうなる?

外壁塗装しないと、外壁の老朽化が進み耐久性が著しく低下し、外壁材の欠損部分やひび割れ箇所から雨水が入り、雨漏りを引き起こす場合があります。天井裏に雨水が浸入し室内の内装にも影響が出ると、外壁塗装に加え内装補修工事も必要となり予想外の出費となることも考えられます。

【外壁塗装しないと起こりえること】

  • 外壁材に水耐性がなくなり雨水を吸収する(コケ・カビの繁殖を誘発)

雨を吸収した外壁材は乾燥するまで時間がかかり、乾く前に雨が降ると常に湿った状態になってしまい、コケやカビが繁殖しやすくなります。

  • 外壁材の割れや欠損が多くなる
    外壁材は乾燥と水吸収を繰り返し耐久性が落ち、脆くなる危険性があります。
  • シーリング劣化による雨水の侵入で外壁裏に湿気(断熱材に影響)

外壁裏には防水シートが張られており、断熱材も密着しています。湿気を含んだ断熱材は断熱性能が劣化し、カビが繁殖しやすくなります。

  • 壁や窓、その他隙間から雨水が浸入し部屋内の雨漏りを引き起こす

壁・軒裏・窓取り合い部分からの雨水は雨漏りに直結し、劣化を放置すると部屋内が水浸しになる危険性もあります。

外壁劣化状況は建築の知識が少ない方には判断が難しく、直接的影響がない限り「外壁の劣化」を放置してしまう恐れがありますので、リフォーム会社へ定期的に検査をお願いすることが望ましいでしょう。

外壁塗装が必要のない素材

外壁塗装が必要のない素材もあります。10年ごとの外壁塗装に費用をかけたくないのであれば、思い切って「塗装不要」の外壁材にリフォームするのもひとつの方法と言えるでしょう。

【外壁塗装不要の素材】

  • レンガ
  • タイル

レンガやタイルは基本的に塗装する必要がありませんが、年経過によるひび割れ等のメンテナンスは必要です。またタイル目地シーリングは8~10年で劣化しひび割れることが多く、防水性が低下しますので手入れが必要と認識しておきましょう。

現在、自宅建物の外壁がサイディング等であっても、重ね張りによりタイル外壁へと施工することが可能です。また、外壁材を全て取り除き新たにタイルやレンガを張ることもできますが状況に応じ費用が変わりますのでリフォーム会社と相談の上、最適な施工法を選択すると良いですよ。

外壁塗装の必要性と理由を知り大切な外壁を長持ちさせよう

外壁塗装は外部要因から建物を守るために必要な工事です。外壁塗装を怠ると外壁の老朽化を促進し、建物構造体にも影響を与え、住人の生活や生命を脅かすことにもなりかねません。

日本は四季があり、雨が多い国です。特に福岡市は台風の影響を受けることが多く、降水量が多い地域でもあります。大切な建物を過酷な自然環境から守ることが家族を守ることにもなります。外壁塗装の工事費用は決して安くはありませんから、工事を躊躇することもあるでしょう。しかし、建物を長く維持するには外壁のメンテナンスがとても重要なのです。

外壁塗装の必要性を理解し、大切な外壁を長持ちさせましょう!