「家の壁を塗り替えたいけど、費用が高いんだよね…」と迷っていませんか?

外壁塗装工事は通常60万円〜80万円かかりますから、少しでも費用を抑えたいですよね。

そんなあなたにおすすめなのが、助成金制度の利用です。

自治体によっては10万円〜20万円を支給しているので、負担がグッと軽くなります。

そこで今回は外壁塗装で助成金をもらうために知っておきたい情報を紹介します。

外壁塗装で助成金がもらえるか確認する方法

助成金には条件があり、自治体によって異なります。

まず確認したいのが、住んでいる地域で助成金があるかどうか?という点です。

外壁塗装で助成金がもらえるか確認する方法を紹介します。

手順1.自治体の取り組みを確認する

地方公共団体における住宅リフォーム支援制度検索サイト」にアクセスし、調べてみましょう。

お住まいの市区町村をクリックし、制度内容は「③省エネルギー化」を選択し、「検索」ボタンを押します。

(※外壁塗装で助成金を受け取るには、基本的に「③省エネルギー化」の制度に適用する必要があります。)

福岡県内の助成金例を後述しているので、チェックしてみてください。

よくわからない場合は自治体に直接問い合わせてみましょう。

手順2.要件を満たしているか確認する

助成金制度の一覧が表示されるので、制度名をクリックしましょう。

要件や補助率など詳細が確認できます。

制度によって要件は異なりますが、以下の要件はよく挙げられます。

  • 区内(地域内)に住民登録がある
  • 住居としての建物である
  • 工事着工前である
  • 住民税などの滞納がない
  • 過去に同様の制度を受けていない

また、地球温暖化対策やヒートアイランド対策の一環として、「遮熱塗料」や「断熱塗料」の使用を条件にしている場合もあります。

外壁を塗り替えるだけでは対象にならないことも…。

外壁と屋根を同時に工事すると対象になったり、お得になったりするので、必ず条件を確認してください。

「助成金を申請したのに、結局もらえなかった」とならないよう、しっかりチェックしましょう。

手順3.採択方法を確認する

助成金制度が設けられていても、採択件数や時期によって利用できない場合があります。

一般的に助成金の募集は4月から行われるケースが多いので、外壁塗装の計画に合うかどうかは重要です。

また、予算には限りがあるため、予定よりも早めに締め切られるケースも考えられます。

募集開始が4月からなら、2月〜3月頃から業者と打ち合わせをしておくのが理想です。

もし間に合いそうになくて、急ぎでないなら、工事を来年度にずらすのもひとつの手です。

詳しくは各自治体のホームページで確認しましょう。

外壁塗装で助成金を受け取る流れ

住んでいる地域で助成金制度があった場合、どうすればいいのでしょうか?

申請から助成金を受け取るまでは3ヶ月から半年かかります。

申請前に工事を始めてしまうと助成金の対象外となってしまうので、注意が必要です!

ここでは外壁塗装で助成金を申請し、受け取るまでの流れを紹介します。

手順1.助成金の申請書をダウンロードする

助成金の申請書は自治体のホームページからダウンロードできます。

合わせて提出する書類として、住民票の写しや納税証明書などが必要になります。

申請書の内容をしっかり確認し、漏れのないよう準備を始めましょう。

手順2.塗装業者に見積書をもらう

外壁塗装で助成金を受け取るには、工事前に申請しなければいけません。

塗装業者に外壁の状況を見てもらい、見積書を提出してもらいましょう。

1社で決めるのではなく、相見積もりつまり複数の業者から見積もりを出してもらい、比較することが重要です。

「助成金を利用したい」と相談して、詳しく教えてくれる業者なら信用できるでしょう。

自治体からは施工する面積や塗料の種類・費用の根拠なども要求される場合があります。

手順3.申請書を提出する

助成金の申請書と見積書など必要書類を自治体に提出します。

申請したからと言って必ず受けられる制度ではないので、注意してください!

審査をクリアすると「交付確定通知書」が届くので、それから工事を始めましょう。

手順4.工事を開始する

外壁塗装の工事をスタートしたら、業者に写真撮影をお願いしましょう。

工事前・工事中・工事完了の写真を提出が必要になる場合があるためです。

また、事前に申請した内容から変更する際には届け出が必要です。

ささいな変更でも連絡を怠ると、助成金を受け取れなくなるかもしれません。

業者と自治体とのコミュニケーションをよく取り、分からないことはその都度確認しましょう。

手順5.助成金を受け取る

外壁塗装の工事が終わったら必要書類(報告書)を自治体に提出します。

2週間から1ヶ月程度で指定した銀行口座に助成金が振り込まれます。

申請書類に不備があると入金が遅れるので、提出前は入念にチェックしましょう。

入金されたあとは、念の為、助成金の金額(計算式)が合っているかどうかも確認してください。

外壁塗装が対象となる助成金の例(福岡県)

参考までに、外壁塗装が対象となる助成金の例(福岡県)を挙げます。

中には「地域内の施工業者と契約する」といった条件もあるので、できれば地元の業者から探すとよいでしょう。

※自治体によって細かい条件が異なるので、詳しくはお住まいの自治体に確認してください。

では住んでいる地域に助成金制度がないか、さっそく確認してみましょう。

もし見当たらない場合は「地方公共団体における住宅リフォーム支援制度検索サイト」にアクセスしてみてくださいね。

福岡県

福岡県 直方市

福岡県 那珂川市

福岡県 宮若市

福岡県 筑紫野市 

福岡県 飯塚市

  • 制度名:飯塚市定住促進住宅改修補助金制度
  • 助成金:工事費の10分の1(上限8万円、15歳未満1名につき2万円加算)
  • 条件:居住性向上改修として壁・天井の張替え工事
  • 公式サイト:飯塚市/飯塚市定住促進住宅改修補助金制度

福岡県 田川市

福岡県 福智町

福岡県 桂川町

助成金を使えなくても、外壁塗装費用を抑えられる?

「助成金の条件を満たせなかった」「受付が終了していた」という場合でも、外壁塗装の費用を抑えられることがあります。

あなたが契約している火災保険には落雷・風災・ひょう・雪災などが含まれていませんか?

「火災保険で外壁塗装?」と不思議に思ったかもしれません。

実は、外壁や屋根の劣化が自然災害による損害だと認められると、火災保険が適用されます。

まず確認してほしいのは、3年以内に被災し、災害により外壁の補修が必要になったかどうかです。

例えば「台風のせいで外壁材が破損した」「飛来物によって外壁塗装がはがれた」などがきっかけで工事をしたいなら、一度保険会社に問い合わせてみましょう。

※経年や老朽による劣化は認められないので注意。

申請をすると損害鑑定人が派遣され、適用するかを判断します。

申請内容が認められれば無事に保険金が支払われますよ。

あたなも戸建住宅向けの火災保険として「住宅火災保険」または「住宅総合保険」に入ったはず。

外壁塗装で助成金を使えなかったときは、火災保険を活用できないか考えてみてくださいね。

まとめ

今回は外壁塗装で助成金をもらうために知っておきたい情報を紹介しました。

通常60万円〜80万円かかる外壁塗装で助成金を利用すれば、負担が軽くなります。

まずは、「住んでいる市区町村で制度があるか」「要件を満たしているか」を確認しましょう。

助成金の対象になりそうなら、さっそく申請してみてください。

申請から助成金の受け取りまではこのような流れです。

  • 手順1.助成金の申請書をダウンロードする
  • 手順2.塗装業者に見積書をもらう
  • 手順3.申請書を提出する
  • 手順4.工事を開始する
  • 手順5.助成金を受け取る

お得に外壁塗装を行うために、助成金を活用してみませんか?