家を建てて一定の年月が過ぎるとリフォームを考えるタイミングが必ずやってきます。
新築だった家も、老朽化が進めば修復が必要です。
また、住む人もずっと同じ状態とは限りません。
たとえば
- 家族構成が変わる
- 年齢を重ねたことで老後の備えが必要になる
こんなこともあるでしょう。
最近では、中古物件を購入後、室内のリフォームをしてから住むという人も増えてきました。
しかし、室内リフォームにはどのくらいの費用がかかるのか、あまり気にしたことないですよね。
そこで、室内リフォームの工事種類と、費用の目安について紹介します。
この記事を読めば、自分に必要な室内リフォームと費用がわかります。
ぜひ参考にしてみてください。
Contents
室内リフォームの工事種類ごとの費用感
ひと口にリフォームといってもさまざまな種類があり、かかる費用も違います。
ここでは、以下の室内リフォームについて、工事内容と費用の目安を解説していきます。
- 壁紙の張り替え
- フローリングの張り替え
- 間仕切りの設置
- 間仕切り・壁の撤去
- 防音にしたい
- 和室から洋室にしたい
それでは1つずつ見ていきましょう。
壁紙の張り替え
壁紙の張り替えは、室内リフォームのなかでも比較的費用をかけずに行えるので人気があります。
年月が経つと、色あせや汚れが目立ってくる壁紙。壁紙を張り替えるだけで室内の雰囲気が一気に変わります。
しかし、一部だけ替えてしまうと継ぎ目が目立ってしまうので、部屋全面の張り替えがおすすめです。
張り替えの費用は、量産品クロスか1000番台クロスかによって異なります。
量産品クロスとは、マンションなどに使われているシンプルな壁紙のことです。
1000番台クロスとは、消臭などの機能性を備えているものや、デザイン性のある壁紙のことです。
費用相場は、量産品クロスが1㎡あたり950円〜1,200円程度で、1000番台クロスは1㎡あたり1,200円〜1,700円程度です。
フローリングの張り替え
フローリングの張り替えとは、既存のフローリング材をはがして新しいフローリング材を張ることです。
部屋の雰囲気を変える効果があるほか、下地の修繕や腐食・シロアリ対策にも有効です。
幅の狭い板を圧着して一枚の床に仕立てた集成材フローリングは、劣化が起こりにくく安価なところがポイント。費用相場は、6畳あたり70,000円〜100,000円程度です。
また、天然木を加工して作られた無垢材フローリングは、高級感が魅力です。
しかし、6畳あたり120,000円〜250,000円と高額なことに加えて、天然木ゆえ曲がりやすいという特徴があります。
いずれの場合も、フローリングの張り替え費用は400,000円以内でおさまる場合がほとんどです。
間仕切りの設置
部屋の仕切りを変えることは雰囲気を一新できるだけでなく、ライフスタイルに合った過ごしやすい空間を作るためにも有効です。
間仕切りの設置は、アコーディオンカーテンやパネルドアなど手軽にできるものから、壁を作る大掛かりな工事まで色々あります。
どの程度空間を仕切りたいかによって方法を選ぶと良いでしょう。
費用相場は、アコーディオンカーテンで8,000円〜60,000円程度、パネルドアで15,000円〜40,000円程度、壁設置で80,000円〜230,000円程度です。
間仕切り・壁の撤去
部屋と部屋の間にある、内装壁と呼ばれる間仕切りは撤去することが可能です。
撤去工事が簡単な石膏ボードや合板の場合は短期間で作業が終わるため、手軽に室内空間を広げたり、間取りを大きく変更したりできます。
しかし、建物を支える役割のある構造壁は撤去ができないので注意が必要です。
また、撤去したい壁にコンセントがある場合は、電気系統の移設など電気工事が追加になります。
壁撤去の費用相場は、電気工事なしの場合は50,000〜60,000円、電気工事ありの場合で110,000円〜130,000円です。
防音にしたい
防音にしたい場合は窓、壁、床のいずれかをリフォームするか、防音の部屋を作るという方法があります。リフォーム方法ごとに工事内容と費用相場をご紹介します。
窓の防音リフォーム
内窓を取り付けて二重窓にする工事と、防音ガラスに取り替える工事があります。内窓の取り付け費用は80,000円〜150,000円程度、防音ガラスの取り替えには50,000円〜150,000円程度です。
壁の防音リフォーム
壁の防音性を高めるためには、内側に防音材を入れる工事が一般的です。使用する防音材によって費用もさまざまですが、相場は120,000円〜150,000円程度です。
床の防音リフォーム
床の防音には、フローリングをカーペットに張り替えるだけでも効果があります。費用相場は60,000円〜120,000円です。
防音室を作る
新たに防音室を設置する工事では、鉄骨か木造かによって防音性能や費用が変わります。
費用相場は2,300,000円〜4,000,000円とかなり高額です。
しかし、組み立て式の防音室は500,000円〜2,500,000円と比較的リーズナブルに設置できます。
防音室を作るときには、どこまでの防音が必要なのかをよく検討することが大切です。
和室から洋室にしたい
和室を洋室にする場合、畳をフローリングに変えるだけでも部屋の雰囲気は大きく変わります。
壁や天井、ドア、押し入れがそのままでは、ちぐはぐな印象になりかねません。
床以外も同時にリフォームすることで、洋室らしい統一感のある空間にできます。
和室から洋室にリフォームする場合、費用相場は80,000円〜200,000円ほどです。
しかし、どこまでリフォームするかによって費用は大きく変わります。
フルリフォームの場合、1,000,000円近くかかることもあります。
そのため、どの程度洋室に近づけたいかきちんとイメージを持つことが重要です。
室内リフォームをするときの注意点
室内リフォームは、修繕だけでなく、より良い住環境に変えられる魔法のような方法です。
しかし、事前にしっかり計画をしておかなければ、満足できない結果となってしまう可能性があります。
そこで、リフォームをするときの注意点を3つご紹介します。
失敗しないリフォームのために、ぜひ押さえておきましょう。
- 統一感を意識する
- 業者選びは慎重に
- リフォーム中は工事中の部屋が使えなくなる
1つずつ解説していきます。
統一感を意識する
リフォームする箇所だけを見てプランを決めてしまうと、仕上がったときに全体のバランスが崩れてしまうことがあります。
特に内装の一部だけをリフォームする場合は、新しくなったところが浮いてしまわないように、全体の統一感を意識しながらプランを立てることが大切です。
業者選びは慎重に
実は、リフォーム会社にはそれぞれ得意分野があります。
業者を選ぶ際には、希望するリフォームの実績があるかどうかが重要です。
また、極端に費用が安い業者は要注意です。
必ず3社〜4社の見積もりをとり、比較してみましょう。
相場の金額が分かるだけでなく、見積もり金の妥当性を判断する材料にもなります。
分かりやすい見積もりを作成してくれる業者は、工事に対する説明も丁寧であることが期待できます。
業者と信頼関係をきちんと結べるか慎重に判断することが、リフォームを成功させるポイントです。
リフォーム中は工事中の部屋が使えなくなる
リフォームの程度にもよりますが、住みながらでも工事はできます。
しかし、リフォームの間は工事中の部屋が使えなくなるので注意が必要です。
どのくらいの間使えないのか、工期をしっかり確認しておきましょう。
また、工事の前には部屋の荷物などを片付けなくてはなりません。
リフォームの時期を決める際は、準備期間のことも考慮しながらしっかり計画を立てることが大切です。
まとめ
室内リフォームは、古くなった箇所を直すだけでなく、現在のライフスタイルに合った快適な空間を作るためにも有効な手段です。
この記事では、室内リフォームについて紹介しました。
- リフォームの種類と工事内容について
- 費用相場について
- リフォームの注意点について
リフォームを成功させるためには、しっかりと計画を立てることが大切です。
この記事を参考に、希望するリフォームの種類と費用について検討してください。
また、弊社では無料相談やリフォームに関する資料のプレゼントも行っています。
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