目次
H2 外壁塗装工事費用の見積もりが相場より高い場合は注意が必要 4
H2 外壁塗装工事費用相場を把握し後悔しない工事をしましょう 4
外壁塗装を考えているけど工事費用はどのくらい必要なのだろう。工事を後悔したくないので適正な金額で外壁塗装をしたいが工事費用の相場はあるの?
このように悩んでいませんか?
外壁塗装は材料や施工業者により工事費用が変わりますが外壁塗装工事費用には一般的な相場があり、30坪の建物であれば概ね80万円~100万円と言えます。外壁塗装工事費用相場から大きく金額が変わる外壁塗装工事業者は避けるほうが無難です。
そこで今回の記事では「外壁塗装工事費用相場」についてお話しします。また、塗料種類別費用についても解説しますので、どうぞ最後までお読みください。
Contents
H2 外壁塗装工事費用相場
外壁塗装工事費用相場は30坪の建物は80万円~100万円ですが、これには屋根塗装費用が含まれていませんので「外部塗装工事」として考えるのであれば100万円前後が概ねの工事費用相場と言えるでしょう。外壁塗装工事費用相場は一般的に人気が高い「アクリル・シリコン塗料」をベースとしていますが塗料や業者により費用に違いがありますので、あくまで参考として覚えておきましょう。
H2 外壁塗装工事費用相場の内容
外壁塗装工事費用相場の内容は材料、人件費、足場費用などの付帯工事を含めた金額で構成されており、作業前の準備・塗料を塗布する作業・塗装以外の作業などが該当します。外壁塗装は外壁に塗料を塗布するだけの工事ではないことがわかれば「外壁塗装工事費用相場」の根拠が見えてきます。
また、外壁塗装工事費用相場の内容を理解できていると外壁塗装工事業者からの見積書と照らし合わせた場合、工事内訳が適正かどうかも判断できますので安心です。
H3 外壁塗装材料費【塗料】
外壁塗装工事では塗料の種類により工事費用が変わりますので、実際の工事で使用された場合の目安として考えておきましょう。
【塗料による費用比較】
塗料(材料) | 耐用年数 | 費用(1㎡あたり) |
アクリル塗料 | 5~8年 | 1,300円~1,500円/㎡ |
ウレタン塗料 | 8~10年 | 1,700円~2,500円/㎡ |
シリコン塗料 | 10~15年 | 2,300円~3,500円/㎡ |
フッ素塗料 | 15~20年 | 3,500円~4,800円/㎡ |
※一般工事価格参考
アクリル塗料とフッ素塗料を比較すると費用に大きな違いがありますので、使用する塗料により外壁塗装費用相場の増減が発生することも覚えておきましょう。
H3 外壁塗装人件費
外壁塗装工事に係る人件費は塗布作業や養生など工事全体において必要な費用となります。
【外壁塗装人件費】
- 養生
- 高圧洗浄
- 塗布施工(軒裏天井・雨樋・破風・雨戸)
- シーリング工事(打ち替え・増し打ち)
- 諸経費(現場管理費・残材処理費用等)
上記費用は外壁塗装工事費用の20%~30%を占めます。例えば外壁塗装工事が100万円であれば20~30万円が外壁塗装人件費の費用相場ですね。
【塗装以外の人件費単価例】
- 養生:300~500円/㎡
- 高圧洗浄:200~300円/㎡
- シーリング打ち替え:800~1200円/m
- シーリング増し打ち:700~1000円/m
- 現場管理費:10万円(現場立ち合い日数により違います)
※人件費は外壁塗装工事業者により違いますので、業者から頂いた見積書の内容からご確認ください
H3 外壁塗装足場費用
外壁塗装工事では高所による作業や塗料の飛散防止のために足場工事が必要になります。
【外壁塗装足場費用】
- 足場架け払い
- メッシュシート
上記を含めた費用:800円~1,100円/㎡
30坪の住宅であれば足場工事費用相場は15~20万円ですが、建物形状が複雑である場合や屋根勾配が5.5寸以上は追加の足場材料が必要になりますので費用は少し高くなります。足場工事費用を高く感じることがあるかもしれません、しかし外壁塗装足場費用は職人が安全に作業するための必須工事であると理解しておきましょう。
H2 外壁塗装工事費用が割高になるケース
外壁塗装工事費用相場は30坪で100万円前後ですが敷地形状や外壁塗装業者により費用が割高になるケースがあります。
【外壁塗装が割高になる理由】
- 建坪に対し塗装面積が大きい
- 塗装業者の職人が下請けや孫請け
- 外壁修理箇所が多い
外壁塗装工事における費用相場は「建坪」から算出するのが一般的ですが、実際の見積もりは現場調査により建物の塗装面積(平面部分・凹凸部分・隠れて見えていない部分)を全て含めた金額になりますので、建坪に対塗装面積が大きくなれば費用も割高になります。
外壁塗装工事費用は業者による直接施工か外注施工か、により大きな違いがあります。直接施工であれば一社による人件費、材料費、経費で済みますが、外注の下請け・孫請け業者に工事依頼すると二社分の費用が必要で、一般的な外壁塗装工事費用相場より高くなりやすいのです。
外壁塗装工事は既存下地状況により仕上げが変わってきます。例えば既存下地が平たんであれば美しい仕上げになりますが、凹凸があれば仕上げもそれなりです。また、外壁は雨風、紫外線による影響で劣化し、修理が必要な場合があります。腐食部分や劣化部分が多いと修理費用が高くなり、外壁塗装工事費用も全体的に割高となります。
外壁塗装工事は建物の状況や敷地形状などにより費用が変動するものと認識しておきましょう。
H2 外壁塗装工事費用の見積もりが相場より高い場合は注意が必要
外壁塗装工事費用の見積もり金額が一般的な相場よりも高い場合は注意が必要です。
【外壁塗装工事費用見積もりチェックポイント】
- 材料や工事単価が相場より高い
- 外壁塗装に無関係な項目が入っている
- 工事数量が全て一式になっている
外壁塗装や屋根塗装工事は費用相場がありますが工事業者により金額が大きく違うケースが多々あります。工事費用の違いを確認するには「見積書」を比較すると一目瞭然ですので、数社から外壁塗装工事見積もりを頂くようにしてください。
外壁塗装工事見積もり項目は工事内容が同じであれば項目はほぼ同じですので、材料が同じであるにもかかわらず単価が高い場合、経費を上乗せしていることも考えられます。また、外壁塗装に無関係な項目が見積書に入っていたら工事費用を水増ししている可能性がありますので、不明な項目について、説明を求めるようにしましょう。
一部の不誠実な外壁塗装工事業者は項目による単価をわからなくするため数量を記載せず、全て「一式」としてしまうこともあります。例えば「外壁塗装一式100万円」の見積もりですと、各工事がどのくらいの費用なのかが不明で、適正なのかどうかも判断できません。
外壁塗装工事の標準的な材料(シリコン塗料)を使用した場合の費用相場を参考にして、見積もり比較や業者選びにお役立てくださいね。
H2 外壁塗装工事費用相場を把握し後悔しない工事をしましょう
外壁塗装工事は業者や建物・敷地形状により費用が大きく変わりますが、一般的な費用相場を把握しておけば業者選びや外壁塗装工事計画に役立ちます。
外壁塗装工事業者は数多くありますが、全ての工事業者が誠実とは限りません。外壁塗装工事は失敗してしまうとやり直しがとても大変ですし、精神的にも金銭的にも後悔しか残らないものです。
外壁塗装工事費用相場を把握しておくことで、適正な工事費用や誠実な外壁塗装工事業者を見分けることができますし、塗装計画もスムーズに立てられます。
自宅の美しい外観でご家族を笑顔にし、毎日が明るい気持ちで過すためにも、外壁塗装工事費用相場をしっかり把握し後悔しない工事をしましょう。
外壁塗装工事での不安な点、困りごと、不明なことがありましたら遠慮なくご相談ください。