外壁塗装ではまとまったお金が必要になります。
費用をなるべく抑えるために、気になる部分だけ塗装したいと考える方もいらっしゃることでしょう。

しかし、一部だけの塗装は多くのデメリットがあります。
今回は、部分塗装に関して紹介していきます。

□一部だけの外壁塗装はおすすめしません

一部分だけの塗装はできないことではありません。
しかし、デメリットが多いため、部分塗装するよりも外壁全体の塗装を行うことをおすすめします。
部分塗装の4つのデメリットを紹介します。

1.足場の問題

外壁塗装では、全体の塗装でも部分的な塗装でも足場を組み立てる必要があります。
部分的な塗装を何回も繰り返す場合、その都度足場を組み立てなければならず、トータルで見た費用が高くなってしまいます。
全体の塗装を一回で済ませれば、足場の組み立ても一回で済むため、無駄な費用を抑えられます。

2.色・艶のムラ

一部だけ塗装すると、その部分だけ浮いているように感じられてしまいます。
これは技術的な問題ではなく、熟練の職人が作業を行っても、見た目の違いはどうしても生じてしまいます。

3.家全体の劣化に対応できない

外壁塗装には雨風や紫外線などから外壁を保護する役割があります。
部分的な塗装ではその部分しか保護されず、家全体の劣化は進行してしまいます。
家全体を守るためには外壁全体の塗装が必要です。

4.メンテナンス計画が立てにくい

一部だけ塗装すると、箇所に応じて次のメンテナンスまでの期間が代わってくるため、計画を立てることが難しくなります。
傷んでいることに気づかず、家に大きなダメージを与えてしまうことにもなりかねませんので、計画の立てやすい全面塗装を行う方が良いでしょう。

□例外として部分塗装をした方が良いケース

例外として、部分塗装した方が良いケースを紹介します。

*築年数が浅いのに一部分だけ劣化が進行している

築年数が浅いにもかかわらず一部分だけ著しく劣化している場合、次のメンテナンスまで放置しておくと、雨水が浸入する原因になります。
雨水が家の内部まで浸入すると修繕費用がかかってしまいますので、部分的にでも補修や塗装をした方が良いこともあります。

*塗装が必要な箇所が一部分のみ

家によっては、レンガやタイルなどが貼ってあり、塗装が必要な外壁が一部分しかないというケースもあります。

*数年後に外壁の張替えを行う予定がある

数年後に外壁塗装ではなく、張り替え工事を行う予定がある方は、劣化の激しい部分のみ塗装を行うこともあるでしょう。
外壁を張り替えるのに全体の塗装をするともったいないため、このような場合は部分塗装で十分でしょう。

□まとめ

一部分だけ塗装することのデメリットを紹介しました。
外壁塗装を行う際は、なるべく全体塗装を行いましょう。

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